マイファニーウィークエンドの話

 みなさんこんにちは!管理人のヨ星(〼)と申します!

 

今回は、朝比奈日和について、自分なりに色々と思考を巡らせてみました!

朝比奈日和の好きな人は?

彼女のソロ曲が「マイファニーウィークエンド」って本当?

黒幕朝比奈日和説とは? 

 

朝比奈日和は、考えれば考える程に謎が尽きません……!><

今回は「マイファニーウィークエンド」の話を延々と書きこんでみたので、是非ご覧ください!

 

それではどうぞ!

 

 『メカクシティリロード』の発売、小説、漫画の完結に伴って、(NO.9の話も影を潜め)夏に死ぬことの出来なかった哀れな蝉達――カゲロウプロジェクトファンの間でもどことなく「完結ジャンル」の空気感が漂い始めた今日この頃……でしたが

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イヤーーーーーまだまだなんかありますね!!!!!!!!!すみません!!!! 

カゲロウプロジェクト10周年!というおめでたい日を迎え、この先何が起こるんだろうとワクワクさせる2021年でございます。ヤッタネ

 良い節目ですので、改めて朝比奈日和に向き合おうと思い立ちました。なので、2021年というこの時代に、なんとなく記事を書きます。占いツクール世代の懐古情緒満載な文体(ノリと読ませる)を余すことなく今ここで体現してみせましょう。

 

 

 

 そもそも「マイファニーウィークエンド」って朝比奈日和のソロ曲ですか?

 2021年にもなって何を不安がっているんでしょうか。私自身、どうかしていると思います。ただ、私は忘れもしません。クロスフェードが公開された当時、界隈は二……三分化していたことを――

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 朝比奈日和ソロ曲説

 月桃&朝比奈日和曲説(構造としては「オツキミリサイタル」に近いものか?)

 カノキド曲説(「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」*¹のオマージュ?)

 

曲の全貌が明らかにされた今でこそ、朝比奈日和曲説が最も有力*²とされていますが、ここまで分断されていたのが面白いですね。私は今のところ朝比奈日和ソロ曲という認識です。

 しかし、あくまで有力説であって公式情報ではありません。ご一読にあたりまして、公的ではない情報を前提として書いているマユツバ記事である点を、ご留意の程宜しくお願い致します。ブログ名の通り、全部読まなくても大丈夫です。ハイ。

 

マイ・ファニー・ヴァレンタイン - Wikipedia

マイファニーウィークエンド (まいふぁにーうぃーくえんど)とは【ピクシブ百科事典】

 

 

 「マイファニーウィークエンド」とは、大人になりきれない私達へのラブソング

 ではないですね。ただ、結果として朝比奈日和への好意を誘発している……じゃあラブソングじゃん!?とはなり得ません。ハイ。

 『メカクシティリロード』というアルバムは、「忘れてしまった夏の話」を描く作品と言えましょう。『メカクシティレコーズ』の発売から約5年。かつて熱狂的なファンであった子供が、「大人」になるには十分な年月であったハズ。残念ながら大人になった私達は、秘密基地に集うことも仲間達と共通の合言葉を交わすこともありません。「繰り返していく毎日はどこかかっこ悪くて」と、振り返って笑うことしかできないのです。「ロストデイアワー」は、全ては過去であるという現実を爽やかに突きつけてきます……。

 「失想ワァド」は、不器用な少女が大人になる中で変わり続けていくことを事実として受け止めなくてはいけませんし、「アディショナルメモリー」はみんなのヒーローであったハズの少女の人間性(神性の反対の方)を受け入れなくてはなりません。大人になると、子供の頃は見えなかった現実が見えてくる、のかもしれませんね!知らんけど。「普通」というコミュニティから逃れたり、現実離れした理想論を語るのも、子供の時分に限って許されるもので。大人になれば否が応でも現実逃避を止めなくてはならない。

 

 ああ、カゲロウプロジェクトも子供が大人になる様を描くんだなあ……

 

そんな現実を当たり前のように突きつけてくる楽曲群の中、「マイファニーウィークエンド」は明らかに異色です。私らしい私!自分らしく生きる!(キラキラ)等々といったポジティブ思想を非実在少女の言葉に載せる歌なんてイマドキ過ぎる程にイマドキですが、この曲はそれ単体が持つ意味以上に『メカクシティリロード』に収録されていること自体に大きな意味がある……と、思わずにはいられません。

 

「子供らしく」だなんて反吐が出ちゃうわ

ずっと「自分らしく」生きたいなら

まずは「威勢良く」そして「諦め悪く」

跳梁跋扈 いざ行こう!            ――朝比奈日和

 

この部分とか、額に収めて飾りたいですね。

 歌詞の力強さも勿論「マイファニーウィークエンド」の魅力の一つですが、何よりも彼女が大人にも子供にも規定されない存在を歌っている部分、凄い。好き。大好き。

大人になることって、ある意味妥協だと思うんです。それは、『メカクシティリロード』にも表れていて(「イマジナリーリロード」がOPなのはちょっとこの際置いて下さいすみません)妥協という言葉が与えるイメージより、ずっともっと明るくて。過去を「楽しかったね」と思い出として語る感覚。そんな風に全部昇華して前を向けたら、素晴らしい成長ですね。『メカクシティリロード』は全体として、子供達の素晴らしい成長を描いていると思います。孤独だった子供達が、かけがえのない存在に出会い、人間関係の中で成長を果たす、正統派ストーリー……。

 足掻いてもがいて生きていた子供時代を振り返りつつ、大人になることも案外悪くないのかも……な~んて思わせた矢先に「マイファニーウィークエンド」とは。「イマジナリーリロード」がガツンと殴ってくる曲なら、「マイファニーウィークエンド」は軽く両頬を平手打ちしてくれる曲だと思います。(キッショ)

 

 

 いい日って、晴れに限らないんですね

 朝比奈日和、という名前から受けられる印象は何でしょう。そうです!「晴れ」ですね!!!!!!!

 朝比奈日和すなはち晴れの擬人化。彼女の向かう先は常に晴れ、太陽がさんさんと道を照らしてくれる……かと思いきや、「マイファニーウィークエンド」において、案外晴れはそこまで重視されていません。それどころか、蒸し暑い日とは苦しい!ものとし、映画を観ましょうと誘ってくれる。(?)挙句に太陽を「調子こいてる」とこき下ろす始末。

 「マイファニーウィークエンド」って、ひたすらに明るい曲っぽいんですけれども、割と眩し過ぎないんですよね。陰気な私達(一括りにするな)を明るい外の世界に連れ出してくれる、力強さを讃える歌、太陽を讃える歌……ではないようです。むしろ、案外インドアで。夏の風物詩であろう海水浴、夏祭りも片っ端から否定。泳げないし、人込みはナンセンスだそうで。苦しむよりも楽しむべきだから、部屋でアイス食って映画でも観ようぜ、そんでちょっと日が傾いて涼しくなってから外出ようかな、なんて素敵な提案じゃありませんか……

 もしや、孤独な子供達が爪弾きにされた、「普通」に迎合しなくっても、楽しめる世界があるのかもしれません。イヤそこまで直接的に言ってしまえば最早「朝比奈日和ソロ曲」ではないんですが。

 ただ、彼女が無根拠に「明日がどんなに雨降りだって大丈夫よ」と答えてくれるのが嬉しい。自らを子供とも大人とも規定しない朝比奈日和という存在が、導いた「幸せ」や「いい日」が、晴れの日ばかりではないことは、この上なく素敵なことに思えませんか?

 

 

 おわりに

 いかがでしたか?

やはり、謎の尽きないキャラクターということもあって、未だ分からないことだらけです>< この先のメディア展開にますます目が離せません……!!

  今後朝比奈日和の行く先々が幸せだといいですね!